19 Ryde Road, Pymble, NSW 2073
ワクチン接種（免疫）は、ペットの健康を保つために非常に重要なステップです。ペットを致命的な病気から守ります。Gordon Vet Hospitalでは、犬、猫、ウサギに毎年定期的にワクチン接種を行っています。
ペットがGordon Vet Hospitalでワクチン接種を受ける際には、健康診断（ヘルスチェック）も行います。定期的な健康診断を行うことは、ペットの健康にとってワクチン接種と同じくらい重要です。犬、猫、ウサギは、少なくとも年に一度、健康診断を行うことをお勧めします。
- 犬
- 猫
- うさぎ
犬
犬のワクチン接種でカバーされる病気は以下の通りです：
- パルボウイルス（パルボ）– これは犬において最も致命的な感染症の1つであり、特に子犬を影響します。症状はかなり急速に現れ、悪臭のする血性下痢、嘔吐、食欲不振、うつ状態、重度の脱水症状などが含まれます。子犬は重度の腸炎（小腸の炎症）などの重篤な合併症を引き起こすこともあります。
- 犬ジステンパー – このウイルスは感染力が高くパルボウイルスと同様、最も子犬が影響される致命的な病気です。現在では、多くの犬がワクチン接種を受けているため、ほとんど見られなくなっています。症状は以下の通りです：
- くしゃみ、咳、濃い鼻水や目の分泌物、嘔吐と下痢、食欲不振と倦怠感
- けいれんや麻痺などの重度の神経症状が発生することがあります
- 肝炎– 感染性犬肝炎（アデノウイルス）：このウイルスには2つの形態があります。
- タイプ1は感染性犬肝炎（IHC）を引き起こすことがあり、急性肝不全につながる可能性があります
- タイプ2はケンネルコフの一部となる場合があります。 IHCの症状には、嘔吐、咳、黄疸、食欲不振、腹痛、体重減少、よく飲み、よく尿をすることが含まれます。
- 犬咳（犬気管炎）– 一般的に「ケンネルコフ」と呼ばれます。これは、あらゆる年齢の犬に感染する伝染性の呼吸器疾患であり、感染性ウイルスと細菌の組み合わせです。 症状は以下の通りです
- 咳、鼻水、食欲不振、重症の場合は肺炎
ケンネルコフを発症した子犬はかなり重症になる場合があります。成犬でもかなり一般的な病気であり、ワクチン接種を受けた犬のほうが、ワクチン接種を受けていない犬よりも症状が軽度ですみます。治療は抗炎症薬、抗生物質、咳止め薬で行われます。
子犬のワクチンスケジュール
ワクチン接種（免疫）は、致命的な病気から子犬を保護する重要な手段です。子犬が生まれた最初の数週間は、母犬が乳汁を通じて抗体を提供します。これらの抗体は病気と戦い、子犬に免疫を与えます。しかし、母性の抗体は長持ちしませんので、子犬は自分自身の抗体を生成するためにワクチン接種が必要です。これにより、彼ら自身の免疫が築かれ、成犬になっても病気から保護されることができます。通常、子犬のワクチンは3回の接種を4週間ごとに行います。 Gordon Vet Hospitalでは、以下のスケジュールが最も効果的であると考えています：
- 6〜8週間： ジステンパー、肝炎、パルボウイルス。(C3)
- このワクチンは通常、ブリーダーから引き取る前に行われるワクチンです。
- 12〜14週間： ジステンパー、肝炎、パルボウイルス、ボルデテラ、パラインフルエンザ。(C5)
- この注射は通常、新しい家族に人とられた後の最初のワクチンです。Gordon Vet Hospitalでは、子犬にワクチン接種を行い、健康チェック（身体検査）を行って健康状態を確認します。また、新しいペットの飼い主として持つ様々な質問にもお答えします。
- 16〜18週間： ジステンパー、肝炎、パルボウイルス、ボルデテラ、パラインフルエンザ。(C5)
- これが最後の子犬のワクチンです。子犬は最後のワクチン接種後まで、ワクチン接種/健康状態が不明な犬と隔離されるべきです。つまり、ワクチン接種されていない可能性のある犬とは混ざらないようにする必要があります。子犬の保護を維持するために、生涯にわたって年次ブースターが必要です。次のワクチンブースターが必要な年になると、獣医からリマインダーが送られてきます。
- 注：子犬が引き取られるときに年が不明な場合や、もう成犬である場合、ワクチン接種スケジュールは異なる場合があります。
- 子犬の健康診断：子犬がGordon Vet Hospitalでワクチン接種を受ける際、私たちは全身の健康チェックと身体検査を行います。また、彼または彼女を安全かつ健康に保つための他の重要な方法についてもお話します。これには以下が含まれます：
- a. フィラリア・寄生虫予防
- b. ノミ・ダニ予防
- c. しつけ教室/トイレトレーニング/基本的なトレーニング
- d. 食事
- e. マイクロチップ
成犬のワクチンスケジュール
年次ワクチン接種と健康チェック
3回目の子犬または子猫のワクチン接種後、次のワクチン接種は12か月後に行われ、その後は毎年行われます。Gordon Vet Hospitalでは、このワクチン接種が必要な時期をリマインダーでお知らせします。
ワクチン接種時には身体検査を同時に行います。ペットが完璧な健康状態であっても、定期的な健康診断はペットが健康で長生きする秘訣です。予防が治療よりも良いというのがアプローチです！健康チェック中に重大な問題の初期の警告サインが見つかる場合があります。早期発見で、多くの問題を予防または遅延させることができます。ペットが年を取ったり特別な医療状態を発症したりすると、チェックアップは少なくとも半年ごとに行う必要があります。
Gordon Vet Hospitalでは、「鼻から尾まで」の検査を行います。診察中に以下の点について獣医師がお話しします：
- 体重（ペットの体重が安定しているかどうかを確認するため、診察時には毎度記録されます）
- 皮膚と毛皮（一般的な状態としこりや隆起を確認します）
- 耳（感染の兆候を見つけます）
- 目（一般的な検査、飼い主が観察したことについて話し合います）
- 歯科検査（歯周病や口臭の兆候を見ます）
- 心臓/肺（聴診器での検査）
- 筋骨格検査（筋肉と骨）
- 腹部触診（腹部を触診します）
- 寄生虫の予防
- 内部寄生虫（ペットが適切な心臓線虫および腸内寄生虫予防を受けているかどうかを確認します）
- 外部寄生虫（ペットが適切なノミおよびダニ予防を受けているかどうかを確認します）
年次健康チェックアップの間に、猫や犬ができるだけ健康で過ごせ利用に注目しておく点がいくつかあります。
- 良質で栄養価の高い食事を与える（例：ヒルズサイエンスダイエット）
- 歯のケア
- 体重管理（定期的な食事と運動）
- 適切な寄生虫の予防を維持する（内部および外部）
- ペットの全般的な健康状態に注意を払う（食欲不振、倦怠感などの行動の変化を観察する）
- もし何か健康状態に異変を感じたらすぐに病院へ連絡ください
猫
猫のワクチン接種でカバーされる病気は次の通りです：
- 猫ウイルス性鼻気管炎または「猫カゼ」– 現在最も一般的に見られるワクチン接種対象の病気です。症状にはくしゃみ、鼻汁、結膜炎、発熱、食欲不振が含まれます。重度の場合、口内や目の潰瘍が見られることもあります。病気は特に非常に若い、非常に年老いた、または免疫抑制された猫などの感受性の高い猫において、致命的な場合があります。
猫カゼの症状は、通常、ヘルペスウイルスおよびカリシウイルスのいずれかまたは両方のウイルスによる感染によって引き起こされます。猫ヘルペスウイルスは命にかかわる病気を引き起こすことがあります。感染した猫の大多数は回復をしますが、病気の永続的な影響として「鼻づまり」や慢性の目の感染症などが残ることがよくあります。時には疲れや病気の時などに症状が表れることがあります（たとえば猫ホテルを訪れたり、猫が体調不良の時）。
猫カリシウイルスは、口内潰瘍を引き起こすことがあり、猫が食事をするときに痛みをもたらすことがあります。潰瘍は口内、硬口蓋、または鼻に発生することがあります。
- 猫パルボウイルス感染症は「猫汎白血球減少症」や「猫ウイルス性腸炎」などとも呼ばれる病気です。影響を受けた子猫は非常に速く病気になり、重度の嘔吐と血性下痢を伴います。猫パルボウイルス感染症は治療するよりもワクチン接種によって予防する方がはるかに良いです。
- 猫白血病ウイルス（FeLV）は免疫系の重度の弱体化を引き起こし、猫を様々な他の疾患や感染症に対して脆弱にします。猫間の感染は、例えば猫同士の争いなどの密接な接触に依存します。ウイルスは唾液を介して伝播されるため、グルーミングや食器の共有によってさえ伝播されることがあります。一般に、猫は一生感染したままであり、時間とともに慢性疾患と健康の進行的な悪化をもたらします。
- 猫免疫不全ウイルス（FIV）または猫エイズは、免疫系の弱体化を引き起こします。このワクチンは、猫エイズに感染するリスクがある屋外の猫にとって任意のものです。
子犬のワクチンスケジュール
ワクチン接種は、猫に致命的なウイルス性疾患から子猫を保護する手段です。Gordon Vet Hospitalでは、以下のスケジュールが最も効果的であると考えています：
- 6〜8週間：猫パルボウイルス感染症と猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス、カリシウイルス）（F3）
- 12週間：猫パルボウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎、猫白血病ウイルス（F4）
- 16週間：猫パルボウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎、猫白血病ウイルス（F4）
年次ワクチン接種は終生続けられます。毎年リマインダーが送られます。
犬や猫をペットホテルで預けたい
犬や猫のボーディング施設に預ける場合には、ワクチン接種が最新である必要があります（つまり、過去1年以内に行われている必要があります）。
一部の犬のペットホテルでは、「ケンネルコフ」（ボルデテラとパラインフルエンザ）の成分が、呼吸器器官を介して直接投与される必要があり場合があります。Gordon Vet Hospital では5-in-1ワクチンの注射形式でこの成分を投与していますので、ワクチン接種前にボーディングケンネルに確認してください。
ご質問があれば、ゴードン獣医病院にお電話いただければ、説明いたします。
